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■市民プロデューサー通信....................................vol.33
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2001.10.28発行 第33号
======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市
民プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されてい
ます。
!!!秋の陣は、いよいよ今週末!!!
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■ボランティア国際年記念連続フォーラム「市民としてのスタイル」秋の陣
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4回シリーズの最終回は、これまで3回のフォーラムを総括する意味で「市
民社会」の成熟に向け、社会システムのあり方を検討します。
日本において市民社会の成熟の必要性が言われて久しいですが、ボランティ
アやNPOが、行政や企業セクターの「補完」的な存在ではなく、より積極的
に独自の役割を発揮できる、そんな社会に向けた緻密な議論がまだまだ必要と
思われます。
特に今回は、ヨーロッパにおける新しい社会システムの成功事例として注目
されているオランダモデルから学び、大阪、関西、そして日本においての今後
の市民社会システムのあり方を参加者と共に議論するようなプログラムとしま
した。ぜひ、ご参加ください。
基調講演 オランダモデルから学ぶ市民社会とNPO
長坂寿久さん 拓殖大学 教授
鼎 談 システムとしての“市民社会”
〜市民参加の社会システムと実践に向けて〜
ゲスト 長坂寿久さん 拓殖大学 教授
木原勝彬さん(特活)NPO政策研究所 理事長
岡本榮一(社福)大阪ボランティア協会 理事長
進 行 吐山継彦(社福)大阪ボランティア協会 評議員/言葉工房主宰
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日 時:2001年11月3日(日) PM1:30〜4:45 (受付1:15〜
会 場:ドーンセンター〈京阪・地下鉄 天満橋駅下車)
参加費:一般 1500円
協会会員 500円
定 員:100名
主 催:社会福祉法人 大阪ボランティア協会
お申し込み、お問い合わせは 大阪ボランティア協会まで。
mailto:VEZ05115@nifty.ne.jp
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/kakudai/20011103citizen.htm
━━━━━━━━━━━━━━━ も く じ ━━━━━━━━━━━
■特集■ 事務局からみたNPOの組織運営
栗本敦子氏(地球市民教育センター)
〜市民のためのNPO入門講座 実践編より〜
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10月6日、13日の2日間、大阪ボランティア協会では、「市民のための
NPO入門講座」を開催しました。13日の実践編では、地球市民教育センタ
ーの栗本敦子さんを講師に、「事務局からみたNPOの組織運営」について話
題提供していただき、その後参加者で、NPOの組織運営についての議論を深
めました。
今回は、13日に実施された「実践編」第1部の、栗本敦子さんの講義内容
を、特集としてお届けします。
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●「いつも綱渡り!」のNPO事務局事情
私が最初に事務局員として働いた「国際子ども権利センター」は、会員主体
の組織です。設立した最初から事務所があり、ボランティアが当番で事務所番
をしていました。
「ボランティアは好きなときに活動する」という言い方もありますが、この
事務所当番のボランティアは、決められた日にはきっちりと責任を持って運営
をする、というスタイルをとっていました。
しかし、いくら責任を持って運営をしていても、毎日当番がかわると、「昨
日電話した件ですけど」という電話に対応できないなど、少しずつ専従職員の
必要性が出てきました。
そのころまだ学生で、1メンバーとして関わっていたのですが、誘われてそ
の団体の最初の事務局職員として入ることになりました。
国際子ども権利センターには95年3月まで勤めましたが、体調を崩して退
職しました。その後も、ボランティアで活動には関わっていました。
そして、97年に、地球市民教育センターの立ち上げから関わり、事務局職
員になりました。
地球市民教育センターは去年まで3人体制で運営していたのですが、2人や
めて私1人になり、今年に入ってダウンしてしまい、現在はちょっと休憩中で
す。
NPO・NGOでは職員がいたとしても、そんなにたくさんの職員がいると
ころは多くないのが現状です。
100人の職員の中で1人やめるのならなら1%減ですが、2人の事務局員
から1人やめると50%減です。急に負担が増え、やはりちょっと大変でした。
今年1年は組織としての対外的な活動も休憩しています。
私自身、2回も体調を崩して退職していますが、NPOの職員で健康で長続
きしている人は少ないですね。友人知人を見ていても、体を壊したり、燃え尽
きたりということも残念ながら多いです。
●事務局は、決まった事務処理だけしてたらいいの?
NPOのなかには事務所のない団体もありますが、それでも事務局業務は必
ず発生します。例えば連絡調整をしたり、会議の記録を書類として残していっ
たりとか。講座を企画しよう、となると企画書を書く、参加者を募集する、当
日の運営をする。本を売るなら在庫管理がいる、おつりも用意しないといけな
い。いろんな作業が必要となります。
企画をするにあたって、当日だけ来たらいいかというとそうではなくて、そ
れに付随する作業がいっぱいあることがわかります。
活動と事務局的な業務は切っても切り離せない関係で、渾然一体となってい
ます。そういった物事を運営していくときに必要な、お金の管理とか、人の調
整などを専従者として担うのが事務局ではないかなぁと思います。
そう考えると単なる「事務処理」をするのが事務局ということではなくなり
ます。その場その場での判断、決定が求められることが発生してこざるをえま
せん。ですから、「みんなが決めたことを受けて、事務的な作業だけしてたら
ええねん」といった理解をされていたら、事務局はとてもしんどいと思います。
多くの人が「NPOに関心がある」といった場合、高齢者のサポートとか国
際協力とか、活動の中身に関心があります。
「この会の組織運営にかかわりたい」と考えて参加してくる人はまずいない
のではないでしょうか。ボランティアでかかわっていればなおさら、その会で
活動するために割ける時間も、おのずと決まってくるでしょう。となると、週
1回、会員管理システムを作りに来るよりも、週1回興味あるプロジェクトの
会議に参加する方がやりがいを感じやすい。
では会員管理はどうするのか。それがないと企画を打つといっても、お知ら
せをするたびに名簿の整理がいります。このように活動も会の管理も両方ない
とうまくいかないのです。でも、ボランティアで関わる人の関心は活動に向い
ていて、なかなか事務局業務までカバーされない、というのが組織運営の難し
さではないかと思います。
最近ある高校の先生と話をした時に、こんな話を聞きました。
その先生のクラスでは文化祭に劇をすることになり、クラスで準備をすすめ
ていたそうです。その中で舞台練習の時間があるのですが、役者は練習が終わ
ると「これ片付けといて」、といった感じでさっさと帰ってしまうことが続い
ていました。
それに対して大道具や衣装を担当していた生徒たちは、役者が帰った後も、
セットを片付けたり、演出担当からの「イメージと違う」という要望に対して
衣装を作り変えたりといった作業を遅くまでしていました。
そして、文化祭の前々日になって「みんなで一緒の劇を作っているはずなの
に、おかしい!」ということで大道具と衣装がいっしょになってボイコットを
してしまったそうです。
この話を聞いたとき、事務局メンバーと現場での活動メンバーとの関係とよ
く似ているなと思いました。現場は見えやすいのですが、それを縁の下で支え
る大道具や衣装がいて始めて活動がすすみます。
事務局の体制が弱い中で活動が大きくなるとパンクしてしまいます。
逆に活動や事業の議論なしに事務の議論ばかりになるとしんどくなるし、何
のためにやっているのか分からなくなります。この活動と事務局のバランス、
兼ね合いが、組織運営の要になってくると思います。
●組織の意思決定のしくみと、事務局の役割
国際子ども権利センターは会員主体の団体で、最高意思決定機関は会員総会
です。それに対して地球市民教育センターは事務局主導にしました。会員は意
思決定に参加するというよりも、受益者的な位置づけでした。
もちろん、意見は積極的に聞こうとしていましたが、意思決定を求めるとい
うものにはしませんでした。
両方経験して感じたのは、どっちがいい悪いではなく、それぞれのタイプが
あるということです。会員主導の場合、メンバーの参加意識は高まりますが、
決定に時間がかかります。会の方針を決める年次総会の準備など、それは大変
でした。逆に事務局主導にしたら、ある程度のことは事務局判断で動けますが、
ボランティアの参加度がどうしても低くなり、「参加して支えていく」という
雰囲気を作りにくいと感じました。
専従職員がいる場合、どうしても会の意思決定を受けてそれを実行する位置
付けになります。けれど、自分がやることに決定権がないというのは、消耗感
を持ちやすい。
一方、意思決定にかかわる人たちがボランティアだと、やはり専従の事務局
のほうが圧倒的に情報量を持つことになり、事務局が実質的な主導権を握るこ
ともできます。
このように事務局とボランティアはすごく微妙な力関係にあります。
事務局は、黒子に徹して会議を準備し、調整役として参加したり、逆にイニ
シアティブをとったり、実に様々です。
日々の業務をやっていく中で決定権はどこにあるのか。ボランティアと職員
はどう協働していくのか。それぞれが、活動と組織運営にどのようにかかわる
のか。
活動と組織運営は、NPOの両輪とも言えるものではないでしょうか。この
両輪をバランスよく、しっかりと作って、受け持っていかないとだめなのでは
ないかな、と思います。
*さらに詳しい内容は
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/
より「市民のためのNPO入門講座」のホームページでお確かめ下さい。
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市民プロデューサー通信
〜21世紀は市民プロデューサーが拓く!〜
発行人:吐山継彦 編集人:川畑惠子
編集:市民ップvロデューサー通信編集部
バックナンバー等は http://isweb25.infoseek.co.jp/business/capnews/index.html
市民プロデューサー養成講座については http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/
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