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■市民プロデューサー通信....................................vol.23
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2001.8.19発行  第23号 

======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市
民プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されてい
ます。

━━━━━━━━━━━━━━━  も く じ  ━━━━━━━━━━━

■1■ 市民プロデューサー語録  その21・・・石井布紀子さん
      一人ひとりの思いを、社会の力に 
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(21)
      「人類史は闘争史なのか?」
■3■ ひろば
       市民プロデューサー養成講座速報
「第5期市民プロデューサー養成講座閉幕」

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■市民ライター養成講座受講生募集!
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書く力!書く参加! 
   市民、ボランティアのためのライティング研修
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日時:2001年9月15日(土)、21日、10月5日、12日、29日、11月5日(月)
   16日、30日、12月8日(土)、14日
   曜日の記入のないものは金曜日です。
   月・金曜日は19時〜20時45分、土曜日は13時〜17時
内容:第一線で活躍するプロのライターや新聞記者によるレクチャーと演習。
定員:30人  (申込多数の場合は選考)
費用:36000円(一般) 30000円(大阪ボランティア協会会員)
〆切:8月31日。
 詳しくは、ホームページをごらんください。
 http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpaoh102/civil/
 お問い合わせは mailto:seiko@kawachi.zaq.ne.jp
 
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■ボランティア国際年記念連続フォーラム「市民としてのスタイル」夏の陣
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     企業と市民の協働―企業と市民の融合マジック
         資生堂名誉会長 福原 義春さんらを迎えて開催します!
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ゲスト:福原義春氏、田代正美氏(経済広報センター)、
    中村順子氏(コミュニティサポートセンター神戸)
日 時:2001年8月26日(日) PM1:30〜5:00  受付●1:15〜
会 場:大阪国際会議場〈グランキューブ大阪 大阪市北区中之島)
参加費:一般 1500円、協会会員 500円
定 員:200名
主 催:社会福祉法人 大阪ボランティア協会

お申し込み、お問い合わせは 大阪ボランティア協会まで。
mailto:natsu@ovn.gr.jp

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 ┃◇◆ 市民プロデューサー語録
 ┃◆◇ その21 石井布紀子さん
 ┃◇◆ (有限会社こらぼネット代表取締役 元プロジェクト結ふ代表)
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         一人ひとりの思いを、社会の力に

 阪神淡路大震災のとき、100万人以上のボランティアが被災地に来たと言
われています。大阪ボランティア協会をはじめとする団体や企業も活躍しまし
たが、私自身は、それまで組織でコーディネーターの経験があったわけでもな
い、いわば「ポッと出」の人でした。

 たまたまそれまでの人間関係があって、私のやっていた塾がボランティアの
拠点、事務所となり、人と物が大量にやってきた。人生が変わりました。私は
他人に「こうしましょう」打ち出していくのは苦手なのですが、お世話をしな
がら自分なりのスタンスを受け入れていったように思います。

 はじめのうち、物資をどこに持っていったらいいのか。ボランティアが「し
たい」ことをそのままやってもらって、果たしていいのかどうか。これが私の
二大悩みでした。次第にボランティアの満足を優先しながら、五分五分をさぐ
るくらいにしよううことで落ち着いてきます。生活物資については、震災から
一月ほど経つと、新聞などの文化的なものが求められるようになりました。今
の田中知事が口紅を配ったと評判になったのもその頃です。

    「思い」が強すぎると、自分のニーズに人をあわせたくなる

 後方支援をいただく支援者の方、ボランティア、被災者。3つともを気にし
ているうちは頭がおかしくなりそうでしたが、次第に、先ずは目の前にいるボ
ランティアとしっかりつきあっていこうと考えるようになりました。

 自己満足だけの顔と、ほんとうに喜んでもらえた満足の顔は違う。それをき
ちんとコーディネーターが感じることができれば、ボランティアの達成感を感
じとれていれば、被災者も、支援者の満足も外さなくなるはずと思えたのです。
 これは、災害時に限らず、いろんな場面でも同じようなことが言えるのでは
ないでしょうか。

 失敗しないようにとがんばってるうちは、しんどかったですね。「失敗して
ごめん」と言える状況なんだと認識してから、ずいぶん楽になりました。苦情
がお小言でなく、課題整理のための重要な提言だと受け止められるようになっ
たんです。

        カテゴライズしないで、変化に対応する

 昨日ボランティアが聞いてきたとおりのものを持っていっても、避難所には
その方たちはいなかったということもよくありました。とにかく変化が速い。
情報の信用度は50%、決してカテゴライズしないことを、自分に課しました。
そうでないと、フレキシブルに変化に対応できないのです。
 調査ボランティアの派遣も重要なしごとでした1カ月くらい、1日100人
以上の人に避難所などをまわってもらいました。
 (調査に行くボランティアは)どんな組み合わせだと具体的な報告がもらえ
るのかな? 時間帯は? 手法は? など社会実験だと思って改善にむけて努
力しました。現場を客観視してくれる視点とつなぎ、よりよいかたちを探り続
ける。結局そうしたことが、新しいサービスにつながります。
 
 98年には、16ぐらいのプロジェクトが動いていました。調査結果をもと
に、「やりたい」という人が現れて、継続して責任を持つ人が3人集まれば、
GOです。3人の得意技や視点が違っていれば、なおいい。

 たとえば、炊き出しには、料理が下手な人を送り込みました。地元型、現地
型というか、私たちがいなくなってもやる気のある人たちで継続していただけ
ることをめざしていたのですが、料理下手な人が行くと、見てられなくて地元
の人が動く。「できない」ことが、巻き込む能力につながるんです。
 「これをしたい」と思うだけでは事は動かない。いろんな人のいろんな力が
必要なんだと実感するようになっていきました。
 

*市民プロデューサー養成講座での講演より

*こらぼネットのホームページは、
http://www.vis.gr.jp/~collabonet/
 

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┃┃ 「市民」考  黒ビールでも飲みながら・・・ (21)
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          「人類史は闘争史なのか?」

▼一般的に、「人間の歴史は戦いの歴史だった」というステートメントは受け
入れられやすい。「人生は闘いだ」とか「競争によって社会は進歩する」とい
うような物言いも、みんなの経験に照らして受け入れられやすいように思う。
でも、本当にそうなのだろうか。つまり、闘争、競争、戦争、競い合いがなけ
れば、人間は進歩してこなかったのだろうか?

▼この問いに対しては、もし人類史が「戦いの歴史」であり、戦いの勝者、つ
まり強いものだけが生き残って来ているのだとしたら、今ここにこうして生き
ている自分も勝者・強者なわけで、「んなわけはない」というのが率直なぼく
の感覚である。

▼逆に、「人間の歴史は協働の歴史だったんよ」とか、「みんな助け合って生
きてきたのさ」とか言われたほうがより納得がいく。だって、ちょっと考えみ
ても、育ててくれた親や学校の先生、友人や知人からの数多くの「a little
help」なしに、今こうして自分が生き長らえていることはありえないと思うか
らだ。

▼おそらく、ダーウィンの「進化論」とマルクス主義的「闘争史観」が「競争
がないと進歩がない」という“屈強”な思想を生み出したのだろうけど、よく
よく考えてみたら、今のように高度で複雑な社会が、もしみんなが協力より競
争を優先していたとしたら存在しているはずがない。

▼自分が書いた手紙が世界中のどこにでも届くこととか、ほぼ地球上のどこへ
でも個人の資格で行けるようになっていることとか、様々な人類の共通ルール
が実際に適用され、それが実効性を持っているということは、人類の歴史が
「闘争の歴史」というより「協働の歴史」という面が強いことを物語っている
のではないだろうか。もちろん、ある程度の「勝った、負けた」が必要なこと
は充分認めますけどね…。

              (吐山継彦 mailto:PBC00634@nifty.ne.jp)

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 ■ひ■■ 
 ■ろ■■    みんなで自由に発信するコーナーです
 ■ば■■    投稿歓迎!    
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市民プロデューサー養成講座速報
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「第5期市民プロデューサー養成講座閉幕」

●8月11日、大阪ボランティア協会において、市民プロデューサー養成講座
のフィナーレである、受講生のグループによる市民活動企画の最終プレゼンテ
ーションが行われ、1か月半に渡った講座は幕を閉じた。このプレゼンテーシ
ョンのために徹夜したグループもいたようだが、高まる緊張の中、審査員であ
る龍谷大学社会学部助教授の筒井のり子、大阪ガスいきいき市民推進室理事の
松井淳太郎、そして大阪ボランティア協会の早瀬昇の各氏の前で、堂々たるプ
レゼンテーションが繰り広げられた。

●ここではとりあえず、速報として企画のアウトラインをお伝えしよう。最初
にプレゼンテーションしたグループ(MAKE A DREAM TEAM)
は「知的!感激!!ワークショップ〜知的障害児者と地域コミュニティとの共
生の姿を求めて〜」と題して、演劇の手法を取り入れた共生ワークショップに
よって、知的障害を持つ人と、地域住民が共に問題に向かい合うという企画を
発表した。

●第二のグループ(PAC5)は「高齢者が集うインターネットサロン『いー
ね』設立事業〜だれでもITを利用できる社会をめざして」という企画を練り
あげた。一見よく聞く話しのようであるが、商店街の活性化、地域活性化など
の視点も含まれた企画で、その実現可能性の高さから「具体性高かったで賞」
が贈られた。

●第三のグループ(FUN)は「GO!GO!人間宅急便〜Friendly
 Utility Network)という、ユニークな企画を世に問うた。
これはNGOの物資輸送を、個人の海外旅行の際に手伝うボランティアを組織
するとともに、ボランティアの国際理解にも役立てようとする仕組みである。
具体的には、飛行機に載せれる荷物枠(20kg)を利用して、フェアトレー
ドなどの荷物をボランティアに運んでもらい、同時に現地でNGOにその活動
を説明してもらうというものである。

●各審査員からは、問題意識が見えないものがあるとか、具体性に欠けるもの
があるなど、厳しい論評もあった。しかし講座の面倒をみてきた吐山氏は、今
年の企画は総じてレベルが高く、企画書の質も高いとの感想をもったようだ。
実際、審査員の筒井氏からもあったように、ここはこうしたらいいのではない
か、などと言いたくなる具体性、新規性、社会性が各企画には盛り込まれてお
り、実際、明日こうした活動が、どこかで展開されても驚かないものばかりで
あった。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。     (博野 英二)

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