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■市民プロデューサー通信....................................vol.22
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2001.8.12発行 第22号
======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市
民プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されてい
ます。
━━━━━━━━━━━━━━━ も く じ ━━━━━━━━━━━
■1■ 市民プロデューサー語録 その20・・・木村文子さん
ニーズをつかむのに必要な能力
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(19)
「産学協同の意味の変遷」
■3■ ひろば
市民プロデューサーのキーワード 夢中になること
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■市民ライター養成講座受講生募集!
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書く力!書く参加!
市民、ボランティアのためのライティング研修
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日時:2001年9月15日(土)、21日、10月5日、12日、29日、11月5日(月)
16日、30日、12月8日(土)、14日
曜日の記入のないものは金曜日です。
月・金曜日は19時〜20時45分、土曜日は13時〜17時
内容:第一線で活躍するプロのライターや新聞記者によるレクチャーと演習。
定員:30人 (申込多数の場合は選考)
費用:36000円(一般) 30000円(大阪ボランティア協会会員)
〆切:8月31日。
詳しくは、ホームページをごらんください。
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/dpaoh102/civil/
お問い合わせは mailto:seiko@kawachi.zaq.ne.jp
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■ボランティア国際年記念連続フォーラム「市民としてのスタイル」夏の陣
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企業と市民の協働―企業と市民の融合マジック
資生堂名誉会長 福原 義春さんらを迎えて開催します!
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ゲスト:福原義春氏、田代正美氏(経済広報センター)、
中村順子氏(コミュニティサポートセンター神戸)
日 時:2001年8月26日(日) PM1:30〜5:00 受付●1:15〜
会 場:大阪国際会議場〈グランキューブ大阪 大阪市北区中之島)
参加費:一般 1500円、協会会員 500円
定 員:200名
主 催:社会福祉法人 大阪ボランティア協会
お申し込み、お問い合わせは 大阪ボランティア協会まで。
mailto:natsu@ovn.gr.jp
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┃◇◆ 市民プロデューサー語録
┃◆◇ その20 木村文子さん
┃◇◆ (全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会コーディネーター)
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ニーズをつかむのに必要な能力
視覚障害をもつ大学生が私に言った。「木村さん、大学で辞書持ちこみ可、
っていう試験あるやろ。あれ、ごっつい腹立つねん。」
そういえば点字の辞書って無かったなー。コンサイスのような小辞典でも点
訳したら100冊ぐらいになる。とてもじゃないが持ちこみはできない。しかも
大学生ともなれば、中辞典ぐらいの辞書は必要だろう。
−じゃ、つくろーか。−
全国の点訳者に呼びかけ、プログレッシブ英和中辞典/点字版ができたのは
それから3年後。全300巻に及んだ。コンピュータメーカーの協力を得て、
この情報を圧縮し、コンピュータに入れ、検索プログラムをつけ、ピンディス
プレイで表示する仕組みが整ったことで、大学生はコンピュータひとつをかば
んに入れて試験に臨むことができるようになった。
ニーズをつかむのに必要な能力とは?と聞かれて、私はこの事例を挙げて答
えた。「能力ではなくて、いかに現場にいるか、ゆうことです。ニーズって、
たくさんの視覚障害者(=ユーザー)との付き合いの中からひとりでに伝わって
来るんです。向こうからやってくるような感じです。」
確かに彼が「腹立つ」と言ったからやったまでだ。
なんも難しい理屈はないのだ。1人の視覚障害者のニーズを聞いた時に「あ、
それ必要なんだな」とまず受け入れる。そしてどうやったらそれが達成できる
のか、出きる限り手法を考えてみる。できないときは素直に「ゴメンナサイ」
だ。
できるときはできるだけ大勢の人を巻き込んでする。何故なら大勢の人に助
けてもらわないと私一人では何もできないから。それだけのことだ。
常に現場の第一線を這うてきて、約20年。視覚障害者が「あれやれ〜」「こ
れやれ〜」と私の背中を押してくれる。単純な私は言われた通りに旗をもって
走っているだけなのだ。
私は常々、「人との関係は譲れない」と思っている。どの活動も私一人では
できなかった。培ってきた個人のネットワークが広がった結果である。
あえて、プロデュースという言葉を私なりに定義してみると「ものすごいネッ
トワークを抱えていること」かもしれない。自分のネットワークは自分で作る
しかない。プロデューサーはマメでないとダメなのだ。
*ボランティア国際年記念連続フォーラム「市民としてのスタイル」
時代を拓く市民プロデューサーでの講演より
*全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)のホームページは、
http://asv.jp.org/
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┃┃ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら・・・ (20)
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「産学協同の意味の変遷」
▼「産学協同」という言葉は、1960年代後半に「政治の季節」の真っ只中にい
た若者にとっては唾棄すべきものだった。大学という神聖な学問の府が、金儲
け主義の企業と一緒に何かをするなんていうことは決して認められないことだっ
たのである。しかし、何でみんながそんなふうに考えていたかというと、それ
は、「企業は悪だ」と思っていたからだ。
▼左翼思想の影響で、みんな単純に階級を分けたがったから、資本家階級の巣
窟である企業は、絶えず労働者や市民から搾取することを考えており、良心的
な学問の府であるべき大学が企業と組むということは、資本家階級の搾取に手
を貸すということを意味したのである。いやはや単純な理屈だったもんだ。
▼しかし、イデオロギーの影響は強烈である。当然、今から30年前でも、企業
は人々の社会生活になくてはならない存在だった。人々は、電鉄会社がストを
すれば通勤もできなかったし、食品メーカーがなければ毎日の食事にもありつ
けなかった。また、映画産業をはじめとする娯楽産業がなければ、ささやかな
余暇さえ楽しめなかった。
▼現在は、産学協同に異を唱える人たちはほとんどいなくなった。それどころ
か、積極的に推進すべし、との論調が目立つ。しかし、政治の季節を過ごした
ぼくらとしては、どこかに市民が関わる余地を残しておくべきだと思うのだ。
企業が「悪」だとも思わないし、大学もそんなに軽率なことはしないとは思う
が、遺伝子産業や原子力産業、医薬分野などについては、市民はジットリとし
た疑いの目を持ち続けるべきだと思う。
(吐山継彦 mailto:PBC00634@nifty.ne.jp)
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■ろ■■ みんなで自由に発信するコーナーです
■ば■■ 投稿歓迎!
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市民プロデューサーのキーワード
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「夢中になること」
●市民プロデューサーの仕事は、ベンチャーの起業家との共通点が多いように
思える。社会的、経済的にイノベーションを引き起こす役割を担う点では、共
通しているからである。ところでこのベンチャーの立ちあげの際には、ニッチ
となっている市場機会を発見することや、ナンバーワンになれる可能性など市
場環境面の考慮が重要であると言われる。最近ではNPOの起業においても、
同様のことが語られるケースが多いようだ。
●ところが、あるときベンチャーの勉強をしていて、ソフトバンクの孫氏が、
起業の際に、こうした市場環境面での基準に加え、「50年間夢中になれるこ
と」を事業を選ぶ条件にしたことを知りハッとした。確かに夢中になることが
できれば、創業につきものの長時間労働も苦にはならないだろうし、仕事への
満足度も高くなるだろう。しかしこれは起業を成功させる条件とまで言えるだ
ろうか。
●実際、50年間夢中になりつづけるのは容易なことではない。これが可能に
なるためには、まず大きな時代認識に確信を持つこと、そしてそれに照らして
その事業を行うことが正しいこと、それが存続できることが確信される事が必
要である。またその事業が、よほど自分にとって重要であることも確信できな
ければ難しい。一つのことに夢中になるということは、物理的にも、心理的に
も他のものが犠牲になるからである。
●こうして考えると、私たちが一つの事業に夢中になりきれない場合、そこに
は、自分自身の持つ時代認識と事業の内容、さらには事業内容と自己とのずれ
が存在すると言えるかも知れない。こうした違和感を無視して事業を立ちあげ
ると、一時的に成功しても、事業の発展性の方向に確信が持てなくなったり、
長時間労働のなかで疲れ切ってしまい、被害者意識を持つことになりかねない
のである。 (陳)
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