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■市民プロデューサー通信....................................vol.16
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2001.6.17発行 第16号
======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市
民プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されてい
ます。
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第5期市民プロデューサー養成講座が開講しました。講座の模様などは、
折々にこのメールマガジンでもお伝えしたいと思います!
━━━━━━━━━━━━━━━ も く じ ━━━━━━━━━━━
■1■ 市民プロデューサー語録 その14・・・早瀬 昇さん
グーからパーに
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(14)
「ビルとリーナス」
■3■ ひろば
第2回CAPジャム報告 その2
時間の王様
天神祭の御輿 かつぎ手募集!
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┃◇◆ 市民プロデューサー語録
┃◆◇ その14 早瀬 昇さん
┃◇◆ (大阪ボランティア協会事務局長)
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グーからパーに
私たちの活動は、どうも仲間割れが起きやすい。実は、熱心な活動ほど仲間
割れが起きます。仲間割れが起こらない組織もあります。オウムのように、尊
師、グルという絶対的な存在がいれば仲間割れはおこらない。反発するとポア
されますから。ところが、市民活動の世界にはそういう人はいない。いろんな
人が、とくに元気で、熱心な人が集まってきます。
みんな熱心だということは、みんなワンマンになるということです。人間不
思議なもので、自分が自発的に何かしようとすると、自分の行為にこだわるん
です。そうすると、もめる。子供会で、今度どこか行こか、という話になる。
「この前、山に登ったんや。とっても見晴らしがよかった。子供たちにあの景
色を見せてやろう」「いや、天神崎はよかった、海の方がいい」という人が出
てくる。そこでどういうことが起こるか? 熱心な人がやめるんです。どっち
でもええがな、という人は残るんです。不思議な構造です。
このとき、どうしたらいいか。別れたらいいんです。和して同ぜずという言
葉があります。仲良くすることと、同じでないといけないというのは別なんで
す。団結もいいものです。グーは強い。喧嘩できます。でも、グーは喧嘩しか
できない。これからはパーが重要です。親指、小指、薬指と、みんな違ってい
ながら、掌でくっついている。こういう指の状態であるから、いろんなものが
握れる。自分の活動は特化しながらも、いかに違う、さまざまな団体とつきあ
えるか。これが大切です。
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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
一部文章に編集を加えました。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたい人は、大阪ボランティア協会で
本を買ってくださいね。 ご注文は、大阪ボランティア協会 出版部まで。
mailto:books@ovn.gr.jp
/06-6357-5741 fax06-6358-2892
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_/ 『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』 _/
_/ お陰様で第一刷完売、只今増刷中 _/
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┃┃ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら・・・ (14)
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「ビルとリーナス」
▼リーナス・トーバルズという名前がいま、新しいタイプの英雄として人々の
口の端にのぼっている。コンピュータのOS(基本ソフト)「Linux(リナック
ス)」の開発者で、フィンランド出身の三十過ぎの若者である。その風貌は、
天才ライナスやビーグル犬スヌーピーでお馴染みのシュルツの漫画『ピーナツ』
に出てくる子どもたちの一人のようだ。メガネをかけて、どの写真を見ても穏
やかに微笑んでいる。服装もいつもサンダル履きにTシャツかポロといういでた
ち。
▼彼が創り出したリナックスというOSが画期的なのは、“オープンソース”と
いって、ソースコード(システムの設計書)を公にしたからだ。そのため、ウェ
ブ上で、世界中のたくさんのボランティア・プログラマーがリナックスの改良・
改変に参画することができた。現在でも、リナックスは日々多くの人々の手に
よって改良が加えられている。
▼大企業が巨額の資本をかけて秘密裡に開発するのではなく、ヘルシンキ大学
の学生だったひとりの若者が基になるものを開発し、ソースコードをネット上
に公開したから、リナックスに興味をもった人々が次から次へと改良を加えて
いき、さらに使い勝手のよいものに仕上がっていく。
▼そしていろんな企業が、リナックスをOSに採用したハードやソフトを開発・
流通させていく。それが大きなビジネスになっている。こういうのを最近は、
「リナックス・モデル」というらしい。個人がイノベーションを起こし、多く
のボランティアがそれに改良を加え、最後にビジネスがそれらを利用・応用し
て、実際に社会に流通させていく。イノベーションが個人主導で始まり、ボラ
ンタリーな協働によってリファインされ、最後に企業がそれを社会化・一般化
していく。
▼リーナスの敵役はもちろんマイクロソフト社の創業者にして、パソコンのも
う一つのOSである「Windows(ウィンドウズ)」で大金持ちになったビル・ゲイ
ツだ。日本円にして7兆円とか9兆円といわれる彼の個人資産ができたのは、
莫大な開発費と多くの技術陣を投じてつくったウィンドウズを、世界中のコン
ピュータ・ビジネスに莫大なライセンス料を取って提供しているからである。
▼ビルとリーナス。大企業の経営者と「プログラミングが好きなだけ」と言う
一介のコンピュータ・オタク。資本主義の申し子とボランタリーな市民主義者。
スーツ姿の似合う青年実業家とサンダル履きのトッチャン坊や。大富豪とソフ
ト会社のサラリーマン。でも面白いのは、ビルよりもリーナスの方がカッコい
いし、生き方のスタイルとしてより人間らしい、と考えている人が増えている
ことである。ぼくは、それを非常に真っ当な感覚だと思う。
(吐山継彦 mailto:PBC00634@nifty.ne.jp)
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■ひ■■
■ろ■■ みんなで自由に発信するコーナーです
■ば■■ 投稿歓迎!
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第2回 キャップジャム報告(2)
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●山上さんの活動の軌跡と問題点
◆山上さんは「AZの会」で働いて、障害者にはさまざまな異なるニーズがあ
ることに気づいたという。そしてこの会では、介護を始め、作業作り、事務、
パンの販売、バザーなど雑多な仕事をこなし、へとへとになる毎日だった。で
も、介護をしている中で、何かが伝わったと思える瞬間、またボーとしている
ように見える障害者が、何かをできるようになる瞬間などがあり、おもしろい
と感じるようになった。また感情をあらわにする、知的障害者のわがままが、
美しいと感じられるようになったという。
◆こうしていい介護とは、その人がやりたいことを実現する手助けをすること
と気づいたが、仕事が多すぎて、ついあらっぽく、障害者に接するなど、うれ
しい時間を増やす活動ができていない現実があり、ジレンマを感じていた。そ
して本当に必要なことを効率よくする方法はないかと模索する中で、市民プロ
デューサー養成講座の研修に出会ったという。この研修では、特に計画を立て
る方法や重要性を学んだのが大きかった。現場の人たちは、現場でやってそれ
がすべて、それが当たり前という感じなのだが、実際には問題は解決していな
い。メンバーもおもしろい人が多く、企画もおもしろかった。
◆いま抱えている問題点としては、サポネを作ったけれど、なかなか人を増や
す活動につながっていないと言うこと、それから業界に夢をもってやってきて
も、その人を雇う力がないということだ。山上さん自身の給料も、なかなか集
まらない状態である。それと今後の法人化のための構想作りだ。いろいろなニ
ーズを持つ人が自分を活かせるサポート作りをするためには、多くの作業所が
協力する必要があるが、みな現場を持ち、なれていないし、利害も異なるので
なかなか進まない。
◆6年間こうして低賃金で夢を持って、やってきたが、29歳になったいま、
他にもやりたいこともあり、このままでは続けられないと感じている。しかし
業界では給料が安くても、想いを持ってやるのがあたりまえという面があり、
それをこの1年程度で変えたいと思い、活動している。
●こうした山上さんの話のあと、みんなでフリートーキングが行われた。そこ
では、どのような法人格をとるのか、ボランティアの集め方など、話は多岐に
及んだ。将来構想が不明確でわからないという辛口の指摘や、多くの作業所を
まとめることは難しいから、サポーター養成に専念すべきだとの提言もあった。
しかし山上さんの現場に沈み込んだ上で、問題を体の中で発酵し、そしてそれ
を言葉にして、解決に立ち向かうという、どっしりとした生き方を見ると、私
には、何か楽観的な結果を想像できる気がした。
サポネに興味を持たれた人は、次までご連絡下さい。
電話 06−6865−8183 担当 山上隆子 (陳)
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時間の王様。
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先日「四季・遊牧ーツェルゲルの人々」上映会&フォーラムに参加する機会
があった。
上映会はモンゴル・ゴビ・アルタイ山中のツェルゲル村に1年間住み込んで
撮影した記録映画のダイジェスト版を上映。ダイジェストといっても前後編あ
わせて3時間半ほど、本編は7時間以上(六巻)の長編だそうである。
モンゴル民主化の流れの中、大地にいきる遊牧民の生活を淡々と描いた映画
も非常に考えさせられるものだったが今回はそのあとに開かれたフォーラムで
の出来事。
フォーラムのパネリストは、この映画の製作者小貫雅男滋賀県立大教授、宇
宙飛行士・農業 秋山豊寛氏 オケラ牧場経営 山崎洋子・一之氏 司会は伊
藤恵子滋賀県立大非常勤講師。
テーマは「自給の思想を検証する」ということで秋山氏、山崎夫妻ともに都
市生活者から、農村に入ったきっかけを話した。それは食べ物への飢餓感であっ
たり宇宙旅行であったり、物質的豊かさの中で感じる精神的飢餓感であったり
するのだが男性2人の場合、大きくは自分で自分の時間を自由に使いたい、す
なわち時間の王様でいたいということだった。
フォーラムも終わるころ小貫教授が提唱する「菜園家族」構想に話が及んだ。
その構想とは、ワークシェアリングによって勤めは週2日で安定的な給与所得
を確保し残りの5日は家族の再生のために「菜園」またはその他の自営業にい
そしむという週休5日制を提唱した日本の未来構想である。
すると、秋山、山崎両氏は自分の時間は自分で管理したい、自分の好きなこ
とをするのならそれが週7日になっても良い、何の苦痛でもない、強制された
休みなどはいらない。両氏ともに言い切った。そのとき、隣でずっと聞いてい
た山崎洋子氏が一言。
「この二人は確かに自分で自分の時間を管理して時間の王様を実践してきた、
しかし生活を重ねていくと家族も増える。確かに二人だけの時は自分達の時間
を自由に自分のことのために使えた、現在そうかと言えば全く違う。自分のた
めに使う時間などほとんどない、そんなことは言ってられない。私は1週間、
1日で良いから全く休みの日が欲しいと思っている。食事のあとをゆったりと
過ごしたい。今日は家に帰ったら彼と(一之氏)話し合って、食事のあとの洗
い物を頼んでみよう、それと週1日の休みとを。」
と、柔らかな口調でさらりと述べた。会場からは大きな拍手、男性二人から
は特に反論、意見はなくフォーラムは終わった。
なんとはなしに、新しい生き方を農村に見つけた彼らは再生産労働という社
会から評価されない部分をどう分担するかについては解決していると思いこん
でいたが、やはり相変わらず旧来どおり、時間の王様もちょっと色あせてしまっ
た。
記録映画は丸1日かけてじっくり見てみたいと思う。
(三家博子)
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日本三大祭に参加できる 〜 天神祭三丁目御輿 かつぎ手募集
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大阪の夏を告げる天神祭。今年も7月24日、25日に行われる天神祭で、
日本一長い商店街を練り歩く、御輿の担ぎ手を募集しています。
両日ともに参加できる方ならどなたでも大丈夫。天神橋三丁目青年部の祭好
きの若者たちと一緒に、祭で盛り上がりませんか?
参加費は、2000円(法被のクリーニングなどの実費)。食事付き。
希望者は、法被の下にはく半パンツのサイズ、足袋のサイズと住所、氏名、
年齢、電話、ファクス番号を書き、写真を添えて6月末までに申込みを。
宛先は、
〒530−0041
大阪市北区天神橋3−7−27 てんさんMONO-GOTO館
詳しくは、ホームページでごらんください。
http://www.ten3.or.jp
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