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■市民プロデューサー通信....................................vol.15
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2001.6.10発行 第15号
======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベー
ションを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市
民プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されてい
ます。
━━━━━━━━━━━━━━━ も く じ ━━━━━━━━━━━━━━━━
■1■ 市民プロデューサー語録 その13・・・早瀬 昇さん
すき間をさがす
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(13)
言い出しべえがやる
■3■ ひろば
第2回CAPジャム報告
『ほぼ日刊イトイ新聞の本』が出た
■4■ 市民プロデューサー養成講座 間もなく開講!
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┃◇◆ 市民プロデューサー語録
┃◆◇ その13 早瀬 昇さん
┃◇◆ (大阪ボランティア協会事務局長)
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すき間をさがす
市民活動というのは、一種のニッチ、隙間産業です。みんなが考えない隙間
をさがす。大阪ボランティア協会は今から34年前に、ボランティア活動をした
い人と、ボランティアに来てほしい人をつなぐという仕事を始めた。日本で最
初にボランティア講座を始めたのも私たちです。そういうものは存在しなかっ
たんです。これもひとつの隙間です。
キャンペーンをすることは、マーケット開発です。「黒鷲が大切だ!と」訴
える運動をすることは、黒鷲を保護しようとする市場をつくることです。商品
開発に似ています。
既存の活動でどんなものがあるのかを知らないと、すでにやっているもので
はだめです。魅力がある、将来的に大きなマーケットになるものをさがす。こ
れが市民プロデューサーの仕事。
我々の活動というのは、自ら価値を創る仕事なんです。こういう価値が必要
なんだと訴えることです。それは、あなたにとって大切かもしれないけど、他
人にとってはなくてもいいことです。人によって違う。
みんなが必要だと思っていることは、行政がやります。市民活動は、行政に
のらないことをしてるんです。少数者のことや、みんなが気がつかないことな
ど、行政がやらなくても必要なこともあるんです。
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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
一部文章に編集を加えました。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたい人は、大阪ボランティア協会で
本を買ってくださいね。 ご注文は、大阪ボランティア協会 出版部まで。
mailto:books@ovn.gr.jp
/06-6357-5741 fax06-6358-2892
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_/ 『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』 _/
_/ お陰様で第一刷完売、只今増刷中 _/
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┃┃ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら・・・ (13)
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言い出しべえがやる
▼マガジンハウスのダカーポが、「著名人100人アンケート 我が生涯最高の
1冊」という特集をしている。100人の著名人が200字ほどでこれまでの人生で
最も影響が大きかった書物について書いているのだが、市民プロデューサー養
成講座で講師をしていただいた国会議員の辻元清美さんが小田実さんの『何で
も見てやろう』を取り上げて書いておられる。
▼「なるほど」と腑に落ちた気がした。実は、ぼくは彼女がピースボートを始
めた動機があんまりよくわからなかったのだが、「なるほど、『何でも見てや
ろう』の影響か、さもありなん…」とよく分かったのである。なぜなら、自分
にとってもあの本は“生涯最高”かどうかはわからないが、確実に影響を受け
た何冊かのうちの一冊だったからだ。
▼彼女が読んだのは中学3年の時だったそうだが、ぼくの場合は二十歳前のこ
とだったと思う。「ひとつ、アメリカへ行ってやろう、と私は思った」という
書き出しと、「感無量というのではなかった。しかし、やはりハラにこたえた」
というエンディングは憶えている。
▼あの本に影響されて海外へ出た若者がどれぐらいいたのだろうか。ぼくもそ
の一人で、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)運動が終息してから数年間、
ヨーロッパとアメリカ大陸を中心にバックパッカーとなって徘徊した。辻元さ
んの文章を読んで、「なるほど、なるほど」と妙に納得してしまったのはそう
いうわけである。
▼本も本だが、小田実という人もまた非常に影響力の強い人で、今でも憶えて
いるのは69年に大阪万博に対抗して「ハンパク(反戦のための万国博覧会)」
という大イベントをやった時のことだ。ぼくらがやっていた南大阪べ平連が言
い出して関西の多くのべ平連に飛び火し、やがて全国のべ平連や、市民運動ば
かりでなく労働運動や学生運動まで巻き込んでいくことになるのだが、とにか
く小田氏のカリスマ性は絶大で、その意思決定は早かった。
▼小田さんと会議をすると、どんどん物事が進むのである。「ああだ、こうだ」
と議論のための議論をするのではなく、出来ることと出来ないことを明確にし、
自分のやれることはここまで、あとは誰々に頼もう、君らはここをやってくれ、
といった具合だ。話が早いことと、小田さんが打ち立てた「言い出しべえがや
る」というべ平連の大原則は、今でも多くの市民活動が見習わなければならな
いことではないだろうか。
(吐山継彦 mailto:PBC00634@nifty.ne.jp)
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■ひ■■
■ろ■■ みんなで自由に発信するコーナーです
■ば■■ 投稿歓迎!
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第2回 キャップジャム報告(1)
●6月2日、午後6時から大阪ボランティア協会において、第2回のキャップ
ジャムが行われた。キャップジャムとは市民プロデューサー養成講座の修了生
や、さまざまな市民活動に興味を行っている人が集い、互いに事例を発表し、
フリートーキングを行うことで、互いに学び合う会である。今回のゲストには、
「障害者の自立を支えるサポートネットワーク」、通称「サポネ」を立ち上げ
た、講座2期生の山上隆子さんを招き、参加した15人程度のメンバーが活発
な議論を展開した。今日は山上さんの活動や軌跡を紹介したい。
●山上さんの活動の概要
◆山上さんは、もともと学生時代から、介護のボランティアに携わってきた。
そして、重度の障害を持ちながら、豊中市議を務める、入部香代子さんの介護
を担当したことなどをきっかけに、入部さんの関わる作業所「AZの会」に就
職したという。しかし作年から、介護に割く時間を減らし、豊中市にある小規
模作業所や組合、自立センターなどが協同して作っている、行政交渉を主目的
とした連絡会の専従職員として働いている。
◆こうした進路変更の背景には、本人の希望とともに、豊中市の作業所が共通
して抱える問題がある。その一つ目は、多くの現場で介護者の不足という、深
刻な問題に直面していることだ。こうした問題を解決しようと、山上さんは、
障害者介助とは何なのかを知ってもらい、サポーターを育成してゆくため、上
記の連絡会をベースとした市民活動組織を立ち上げたのである。これがサポネ
である。
◆こうした問題に加え、社会福祉基礎構造改革にともなって、2003年から
福祉制度が抜本的に変更され、法人格のない作業所は、いままでの活動ができ
ないかもしれないという問題に直面している。また従来から、作業所に手厚い
補助金を交付してきた豊中市も、財政難の中で、無認可作業所への補助を見直
す動きを見せている。こうした行政の動きに対応して行くためには、小規模作
業所は法人格を取得することが求められるが、多くの作業所は小さすぎてそれ
ができない状況にあるという。いま山上さんは、多くの作業所がまとまって法
人格を取得できるように、上記の連絡会を中心とした作業所の取りまとめを行
っている。 (続く)
『ほぼ日刊イトイ新聞の本』が出た!
「市民プロデューサーは、ほぼ日を読もう」(市民プロデューサー通信第4号)
を読んで、ほぼ日のサイトにアクセスした読者も多いと思うが、あの「ほぼ日」
の本が出た。
本書の著者、糸井重里は、著名なコピーライターであるが、創作者、クリエ
ーターといったほうがよいかも知れない。企業商品のコピーライトにとどまら
ず、ゲームソフトの企画をしたり、作詞や小説、エッセイを書く。私の中では、
中学生のころから心の師と仰いでいる矢沢永吉の自伝『なりあがり』の聞き書
き、構成をした人である。
本書は、糸井氏が、「ほほ日刊イトイ新聞」(以下、「ほぼ日」)というホ
ームページを開設した経緯や、運営等、現在までのさまざまなエピソードが綴
られている。開設のきっかけは、それまでの広告コピーライトの仕事に疑問を
感じ、「クリエイテイヴがイニシアティヴを持って仕事のできる場をつくりた
い」と渇望していた時にインターネットに出会ったことにある。
1998年に「ほぼ日」は開設され、3年が経過した現在、アクセス数が一
日に三十万から三十五万!(誤植ではありません)を記録する超人気サイトに
成長している。
運営は、糸井氏と共感する仲間たちがボランタリーベースでやっており、企
業等のバックをもたず、開設当初から糸井氏が本業で稼いだお金を投入してき
た。
内容は http://www.1101.com を見ていただきたい。芸能人、大会社の社長、
癌を告知され余命いくばくもないおじいさん、学生などが入り混じり、商業ベ
ースではとても実現ができないコンテンツが並んでいる。ホームページの名前
にあるように、毎日、内容は更新されている。すごい労力だ。糸井氏自身も徹
夜が続く日々はちょっちゅうだが、とにかくおもしろいからやれると言う。
「ほぼ日」の魅力は…
新しい価値を生み出し、共感で人をひきつける。
自分がおもしろいと思えることだけを信じ、外部からの規制がなく自己責任
で発信する。 さまざまなコンテンツを通して参加する人々の感情やイメージ
が自由にやりとりされる。
「これって、NPOの特性じゃん」と思わず叫んでしまった。
最後に、私の読後感想…
はてさてNPOスタッフの自分を振り返ってみて、「とにかくおもしろいか
らやっている」と言いきれる自分がいるかな。
う〜ん、「疑問」が沸いてきたぞ! これってクリエイティヴの第一歩じゃ
ん。
(川口謙造 大阪ボランティア協会発行の「月刊ボランティア6月号」転載)
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■■■ 第5期市民プロデューサー養成講座 間もなく開講! ■■■
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市民プロデューサー論、事例のほかフィールドワークもまじえながら、全体
を通してグループワークを重視したプログラムです。最終日にはグループごと
に、市民活動企画をプレゼンテーションします。
日 程 6月17日、23日、30日、7月1日、14日、15日、28日〜29日(合宿)、
8月4日、11日
参加費 30000円
会 場 大阪市立社会福祉研修センター
詳細は、下記のホームページでご案内しています
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/
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| 【編集部より】 |
| ご意見ご感想をぜひ、お寄せください! |
| 「市民プロデューサー通信」への投稿も募集しています。 |
| mailto:PBC00634@nifty.ne.jp |
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市民プロデューサー通信
〜21世紀は市民プロデューサーが拓く!〜
発行人:吐山継彦 編集人:川畑惠子
編集:市民プロデューサー通信編集部
バックナンバー等は http://www25.freeweb.ne.jp/business/capnews/
市民プロデューサー養成講座については http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/
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