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■市民プロデューサー通信....................................vol.9
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2001.4.28発行 第9号
======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベーシ
ョンを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★ このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市民
プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されています。
━━━━━━━━━━━━━━━ も く じ ━━━━━━━━━━━━━━━━
■1■ 市民プロデューサー語録その9・・・・秋田光彦さん
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(8)
市民活動のプロフェッショナル
■3■ 市民プロデューサーの読書 「新版 生命と場所」
■3■ ひろば
◇人を幸せにする技術
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┃◇◆ 市民プロデューサー語録
┃◆◇ その9 秋田光彦
┃◇◆ (應典院住職)
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僕は、大阪の寺の長男として生まれたのですが、大学進学とともに、寺を逃
げるように上京しました。その後、映画の世界に飛び込み、自主映画づくりの
時代を経て、映画プロデューサーとして、「アイコ16歳」などを誕生させま
した。映画というのは、徹底した現場主義です。徹底的に現場にこだわって、
ものづくりをするおもしろさ。それと、不合理や矛盾をかかえながらも、人間
関係をまとめていくプロデューサーの役割。僕が映画で学んだことは、いまも
應典院に引き継がれているように思います。
明治以降、お寺はほとんど死者のためのものでした。むろん祖先を供養する
こと、葬儀や法事も立派な文化です。しかし、それ同様に、寺には生死を超え
たもっとゆたかに命をめぐる文化があふれていたのではなかったか。「学び」、
「癒し」、「楽しみ」を一例に、もう一度現在に取り戻して、新たな意味で読
み直すことで、寺の今日のアイデンティティが見つかるのではないか、という
のが僕の問題意識の原点です。足かけ10年の歳月を経て、應典院は再建され
ました。建築としての評価も大変高いのですが、最大の特徴はお葬式をしない
ことです。應典院には檀家さんはいません。会員制なので誰でも参加できます。
日本初の参加型寺院なのです。
5月26日(土)秋田光彦さんをゲストに迎えてフォーラムを開催します。
詳しくは、http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/ をご覧ください。
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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
一部文章に編集を加えましたス。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたい人は、大阪ボランティア協会で
本を買ってくださいね。 ご注文は、大阪ボランティア協会 出版部まで。
mailto:books@ovn.gr.jp
/06-6357-5741 fax06-6358-2892
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_/ 『市民プロデューサー[が拓くNPO世紀』 _/
_/ お陰様で第一刷完売、只今増刷中 _/
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┃┃ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら・・・ (8)
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市民活動のプロフェッショナル
▼市民プロデューサー養成講座でお招きしたレクチャラーには市民活動で飯を
食っている人が何人もいる。シーズの松原さんも、ささえあい医療人権センタ
ー(COML)の辻本さんも、せんだい・みやぎNPOセンターの加藤さんも、
ケアセンターやわらぎの石川さんも、市民活動のプロである。ぼくは以前から、
もっともっと市民活動で飯を食う人の数が増えなければならないと思っていた。
▼なぜかというと、ある分野で専門的に飯を食っていることと、空いた時間に
片手間にやっていることとの間には大きな差があるからだ。それで飯を食って
いると、責任感というか、義務感というか、そのことをやらなければ生活がで
きない、という切迫感のようなものがある。また単純に、その分野に最大の努
力と時間を割けられるからでもある。
▼市民活動で飯を食っていると、そこが生活の中心にならざるを得ないから、
自分の持っている能力を全てそこにつぎ込まざるを得なくなる。無償のボラン
ティアでやっているのと、市民事業で飯を食ってい「るのとでは、力の入れ方が
違って当然である。無償桙で何かができるのは、有償の部分で会社員や公務員や
教員としてしっかり稼いでいるからだ。
▼誤解して欲しくないのは、ぼくは、命をかけてボランティアをやっている人
がいることも知っているし、無償で活動に参加するたくさんのボランティアの
人たちの存在意義を否定するものでは全くないこアとだ。それどころか、ボラン
ティアはもっともっと増えるべきだと考えている。しかしオ、それと同じカくらい、
市民活動で飯を食う人たちが増えるべきだと主張したい。なぜなら、NPOで
飯を食う人間がもっと増えなければ、日本の市民セクター(第3セクター)自
体の数も力量も増えないからだ。
▼ただしかし、第3セクターで飯を食うのはものすごく難しいことである。N
POは株式会社のように数がたくさんあるわけではないから、就職なんて考え
てもまず無理だ。そこで、市民活動で食おうと思えば、自分で“起業”しなけ
ればならなくなる。新しい活動や団体を自分でつくるわけだ。市民プロデュー
サー養成講座のキャッチコピーが“市民活動の起業家養成”とあるのはそうい
うわけなのである。
(吐山継彦 maiito:PBC00634@nifty.ne.jp)
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■■■ 市民プロデューサーの読書(3)
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「新版 生命と場所」(1999) 清水博 NTT出版
●市民プロデューサーにとって、もっとも重要なものの一つとして「思い」と
いう言葉を挙げる人は多いと思う。いろいろな成功事例を見ても、たいていは
一人の市民の強い「思い」がある。確かに直観として、それが重要なのはわか
るが、どうして思いはそれほど重要なのだろう?それを明確にしてくれたのが
本書である。この本は、無秩序のように見える状態が、自然にどのようにして
一定の秩序を作りだすのかについての「自己組織化」について解説している。
●一般にカオスの状態では、個々の構成要素は、無秩序に運動を行っている。
ところが、例えば無秩序に運動する光子は、波長が一定でないため、徐々に波
長の似たもの同士が「ひきこみ」を行い、共通して同じ動きをするようになる
という。そして一度大きな流れができると、それは多くの光子を巻き込み、一
定の秩序立った行動をとり、最後にレーザー光のような現象になる。
●つまり一つ一つの構成要素が相互作用し「引き込み」合う中で、マクロレベ
ルで一定の秩序が形成される。そしてそのマクロレベルの秩序がまたミクロの
個々の構成要素の行動に影響を与えてゆく。著者の清水はこうした循環を「ホ
ロニック・ループ」と呼んでいるが、これは人間を個々の構成要素として見て
も同じことが成り立つと言う。
●こうしてみると確かに一人の「思い」が強い場合には、他者の思いを「引き
込み」、より大きな思いに育ちやすいことがわかる。しかしそれではこの「思
い」はどんな思いでもよいのだろうか。恐らくそうではない。レーザー光の場
合、最終的にどのような秩序が形成されるかは、光子を反射させる2つの鏡の
距離によって決まる。つまり環境条件によって変わるのだ。人間社会の場合、
こうした外部環境は一つではないし、人間自体が変えられる環境もある。だか
ら、そうした全体的な環境を感じ、それを正確に聴き取ることが大事だ。そう
してはじめて多くの人と共鳴を起こす思いを抱くことが可能となると思える。
(博野英二)
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■ろ■■ みんなで自由に発信するコーナーです
■ば■■ 投稿歓迎!
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◇人を幸せにする技術
▼ご周知のとおり、現在の日本は「未曾有」の不景気らしい。大手企業でもあ
ちこちの企業でリストラが続いている。こうした状況にあって、新産業の創出
が重要である、というエコノミスト、大学教授の話は新聞、雑誌をにぎわして
いる。「未曾有」の不景気を回復する議論の延長に「日本の技術開発力を再び
世界へ!」という論調も多い。
▼「情報技術(IT)」、「バイオテクノロジー」、「福祉用具開発」などの
分野で、今後の日本の技術開発力向上が必要だといわれている。確かに私自身
もそう思う。しかし、つらいのはこれらの技術が開発された暁(あかつき)に
はどのようなことが可能なのか、私のような一小市民の立場ではわかりにくい
ことだ。
▼先日、高齢者や顔にあざをもつ人たちに化粧を施す人が、テレビ番組で紹介
されていた。番組では化粧を施され、うれしそうな顔をしている高齢者の映像
や、顔にあざがある人の化粧の方法などが紹介されていた。
▼技術力で新製品を開発する志向を我々は「シーズ志向」と呼んでいるが、こ
のシーズ志向の開発が多くの場面で頭打ちになっているという。家電機器や事
務機器で不要な機能が付加されているのはこうした「シーズ志向」が一因になっ
ていることが少なくない。ハイテク、ローテクの技術論ではなく、「人を幸せ
にする技術」とは何か?という議論が必要だと思う。
▼たとえば不登校の児童・生徒や、「食」に不安をもつ人の数は増加する一方
である。こうしたニーズを把握し、技術者・技能者にそのニーズを伝えていく
には、市民活動の役割がますます大きくなると思う。地雷除去装置の開発など
もそれが期待される分野の一環だ。
(有)コラボねっと よなみね まなぶ
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■■■ 第5期市民プロデューサー養成講座参加者募集 ■■■
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市民プロデューサー論、事例のほかフィールドワークもまじえながら、全体
を通してグループワークを重視したプログラムです。最終日にはグループごと
に、市民活動企画をプレゼンテーションします。
日 程 6月17日、23日、30日、7月1日、14日、15日、28日〜29日(合宿)、
8月4日、11日
参加費 30000円
会 場 大阪市立社会福祉研修センター
詳細は、下記のホームページでご案内しています
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/
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| 【編集部より】 |
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| mailto:PBC00634@nifty.ne.jp |
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