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■市民プロデューサー通信....................................vol.8
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2001.4.21発行  第8号 

======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベーシ
ョンを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★ このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市民
プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されています。

━━━━━━━━━━━━━━━  も く じ  ━━━━━━━━━━━━━━━━

■1■ 市民プロデューサー語録その8・・・・北島行徳さん
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(7)
     「人間のプロ」をつくる市民プロデューサー養成講座
■3■ 市民プロデューサーのキーワード 「開くということ」
■3■ ひろば
     ◇ハンドルネームを持つ犬 〜市民活動犬オーリーのパソコンデビュー〜
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 ┃◇◆ 市民プロデューサー語録
 ┃◆◇ その8 北島行徳さん」
 ┃◇◆    (ドッグレッグス代表)
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 僕が障害者たちのプロレスを人前でやろうと持ったのは、彼らの表情や闘志
から、障害者のおかれている現状が、見る人に伝わるんじゃないかと考えたか
らです。興行を始めた当時はお客さんも少なかった。レスラーの一人の慎太郎
は、別のグループでミュージカルもやっていて、「こんなに客が入らないなら、
まだミュージカルやってる方がいいんじゃないか」と聞いたら、彼は「言語障
害のある自分の歌やせりふが、お客さんにはよくわからないことは自分がよく
わかっている。それなのに、お客さんは必ず拍手をくれる。それは、同情の拍
手だ。でも、プロレスでもらう拍手は違う」と言うんです。

 健常者主導でやるのはいやだ、全員で決めて平等にやろうという話になる。
しかし、最大の目標は、お客さんに満足してもらうことなんです。障害者が健
常者に近づこうとすると失敗します。健常者のまねをしては勝負にならない。
健常者ができないおもしろさを、やらないといけない。それが「障害者しかで
きないこと」であって、そこへの途中経過が健常者主導であろうが、そんなこ
とは関係ない。舞台は障害者のものなんです。照明や音響などの演出もいろい
ろ工夫しています。できないことは専門家にかかわってもらい完成度の高いも
のをお客さんに楽しんでもらおうと思っているからです。

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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
 うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
 一部文章に編集を加えました。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたい人は、大阪ボランティア協会で
 本を買ってくださいね。 ご注文は、大阪ボランティア協会 出版部まで。
 Email/books@ovn.gr.jp /06-6357-5741
 

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    _/  『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』   _/
   _/    お陰様で第一刷完売、只今増刷中    _/
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┃┃ 「市民」考  黒ビールでも飲みながら・・・   (7)
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  「人間のプロ」をつくる市民プロデューサー養成講座 

▼どうしても男が中年になると、ビートたけしが映画監督になったり、ピアノ
を弾いたり、絵を描いたりするように、芸人はアーティスト化するし、コピー
ライターやフリーライターは誰も彼も小説家になりたがる(林真理子はその典
型。その点、師匠の糸井重里はエライ)。あたかもお笑いよりも映画、コピー
よりも小説のほうが格上でもあるかのように…。 

▼ぼくは気分的にはアナキストだから、権威はスカン。好き嫌いで言うと、メ
ジャーよりアングラ(古い!今はインディーズか?)、巨人より阪神、東大よ
り京大(どちらも権威じゃ!)が好きである。もちろん花なら、薔薇や蘭より
タンポポや菜の花である。ゴルフよりピンポン、ブランデーよりビール、ロー
ルスロイスよりチャリンコである。しかし、ボランティアやNPOの世界にも
権威の好きな人は多い。反権威の権威までいるからなあ…。

▼ぼくの好きなタレントに、高田純次という人がいる。何の権威もないような
顔をしている。彼はあくまでもタレントであって、俳優でも芸人でもない。だ
からヘンに訓練された“芸”が無いところも好きだ。彼には落語という芸も、
演技という芸もないが、高田純次は彼自身の存在自体がタレント、つまり才能
であり“芸”なのである。そして、そこが重要なのだと思う。厳密に言えば、
彼はプロではないのではなかろうか…。

▼市民プロデューサーにもプロの“芸”は要らないと思う。例えば、政治家と
称するプロ、医者と称するプロ、弁護士と称するプロ。それぞれが、政界、医
療界、法曹界(ほ〜う、そうかい→オヤジ!)というプロの集団を形作ってお
り、シロートである市民をシャットアウトしている。その根拠は、フツーの市
民は彼らのようにプロではなく、政治や医療や法律を操る“芸”がないからだ
という。しかし、そんなものはクソ喰らえ!である。

▼彼らが“商売”の対象としているのは、シロート(市民)である選挙民、患
者、クライアントである。だから、ぼくらは“市民のプロ”にならなくてはい
けない。そう考えると、ある意味で市民プロデューサー養成講座というのは
「市民のプロ」をつくる試みでもある。市民としてのプロとは、すなわち人間
としてのプロのことである。政治家より、医者より、弁護士より、カッコいい
とは思いませんか…。6月17日から第5期の講座が始まります。

                  (吐山継彦 PBC00634@nifty.ne.jp)

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■■■   市民プロデューサーのキーワード(3)
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「開く」ということ

●市民プロデューサー養成講座では、たびたび「開く」という言葉がキーワー
ドとして語られる。それは自分の子どもをハイキングに連れてゆくときに、子
どもの友達にも「開いて」あげれば、それは子ども会になるし、絵画のコレク
ションを「開けば」博物館になるという意味でである。このように聞けば「開
く」のは特に難しくないように思えるが、実際、何かを「開く」のは容易なこ
とではない。それは、私たちは「開く」ことに慣れていないからだ。

●例えば私たちは普段、ものを買うとそれを他者に「開き」はしない。それは
自分のものとして占有する。同様に、レジャーも通常自分たちだけで楽しむ。
子育てなどは、他者との協同が必要だが、他人との付き合いがおっくうで、つ
いつい閉じてしまいがちである。さらに会社などの組織においても、部外者の
参加を認めることはなく、その集団は閉じられている。つまり私たちは、知ら
ないうちに閉じられた「私」の世界の中で暮らしを送るのに慣れているのだ。

●このため、ボランティア活動や市民活動においても、意識していないとその
活動を閉じてしまいがちになる。先日、ある老舗のNPO団体で、そうした経
験をした。そこではボランティアをより積極的に活用したいと思いながら、な
かなか成功しないでいた。そしてそこのリーダーが原因を追求する中で、「開
いていくといいながら、ボランティアが組織に参加していくルールを不明確に
していた。だから参加しにくかったのだ。本当は来て欲しくなかったのではな
いか」と述べたのだ。

●「開く」ことは自分やグループとは異なるもの、慣れないものとの出会いを
招く。こうした状況では時には、自分や集団のアイデンティティが揺さぶられ
るかもしれない。しかし、その中にしか新たな融合や共益の創造ができないの
も事実である。そうした揺れを恐れず、見つめ、楽しみ、受け入れていく自分
がいるとき、私たちは初めて何かを「開く」ことができるのかもしれない。
 
                             (博野英二)

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 ■ひ■■ 
 ■ろ■■    みんなで自由に発信するコーナーです
 ■ば■■    投稿歓迎!    
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    ◇ハンドルネームを持つ犬
       〜市民活動犬オーリーのパソコンデビュー〜

 市民活動犬オーリーの活躍が勢いを増しつつある。なんと今度は、ハンドル
ネームを使って、ホームページに書きこみをしているのだ。犬がパソコンをす
る訳がない、と思われるかもしれない。その通りだ。する訳がない。

 しかし、オーリーは「しっぽちゃん」というハンドルネームを巧みに操って、
小学校4年生のメル友まで作った。7歳の盲導犬と小学校4年生の会話が掲示板
で飛び交っている。妙にリアルでおもしろい。

 オーリーのパソコンデビューの陰には「しっぽママ」の奮闘があった。
 「しっぽママ」とはオーリーの飼い主のハンドルネーム。彼女のパソコンに
は音声認識ソフトが搭載されていて、その声をもとにすべての操作を行う。だ
から画面で位置を確認してクリックで展開していくHPは特に難しい。

 掲示板もまずテキストボックスの場所を掴むのに苦労した。ボタンを読み上
げる音声も聞き取りにくく、エンターを押す場所がわからない。様々な質問、
疑問が湧きあがって来る。そのひとつ一つを焦らず、粘り強く、クリアしてい
く彼女。そして、念願のデビュー。

 かくして、オーリーはみごと「ハンドルネームを持つ市民活動犬」の永光を
手に入れたのだ。パソコンは使いこなせると本当に便利だ。障害に関わらず、
自分のペースで無理なく人や犬?とコミュニケーションがとれる。次なる目標
を「初心者からの脱出」において、私たちは犬でもわかるパソコン勉強会を開
催する計画を進めている。そういうこともあって、5月26日(土)に行われる
「市民としてのスタイル」での木村文子さん(全国視覚障害者インターネット
接続支援連絡会コーディネーター)のお話が今からとても楽しみだ。

 会場でオーリーを見かけたら声をかけてください。「ワン!」と返事はしま
せん。仕事中ですから。

 ★オーリーと掲示板で会話をしてみたい人は
http://cap2arara.hoops.ne.jp/index.html
にて、お気軽に書きこみをしてみてくださいね。

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 ■■■  第5期市民プロデューサー養成講座参加者募集  ■■■
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 市民プロデューサー論、事例のほかフィールドワークもまじえながら、全体
を通してグループワークを重視したプログラムです。最終日にはグループごと
に、市民活動企画をプレゼンテーションします。

日 程 6月17日、23日、30日、7月1日、14日、15日、28日〜29日(合宿)、
    8月4日、11日
参加費 30000円
会 場 大阪市立社会福祉研修センター
詳細は、下記のホームページでご案内しています
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/

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| 【編集部より】                    |
| ご意見ご感想をぜひ、お寄せください!         |
| 「市民プロデューサー通信」への投稿も募集しています。 |
|       PBC00634@nifty.ne.jpでお待ちしています。|
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