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■市民プロデューサー通信....................................vol.7
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2001.4.14発行  第7号 

======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベーシ
ョンを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★ このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市民
プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されています。

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              【参加者募集中】

   今年の第5期市民プロデューサー養成講座は6月17日スタートです。
            末尾に概要を掲載しています。

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━━━━━━━━━━━━━━━  も く じ  ━━━━━━━━━━━━━━━━

■1■ 市民プロデューサー語録その7・・・・辻本好子さん
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…(6)
     ワークショップについて
■3■ ひろば
     ◇市民プロデューサーの異業種交流会〜第1回CAPジャム報告
     ◇宅老所を訪問しました
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 ┃◇◆ 市民プロデューサー語録
 ┃◆◇ その7 辻本好子
 ┃◇◆    (ささえあい医療人権センターCOML代表)
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 医療に関して何の知識もない私が医療訴訟に取り組む人たちを支援するため
に、まずは自分の思いを表現する武器、つまり「言葉」がほしいと思いました。
それを模索していたときに出会ったのが、バイオエシックス(生命倫理)とい
う学問でした。これは大変深くて高度に難解な「答えのない」問題です。そし
て超学際の識者の考えを勉強していく中で、恥ずかしながら「私が自分自身の
いのちの主人公なんだ」という単純なことに気づいたんです。

 世の中おもしろいのは、社会参加してアンテナを少し高くすると、けっこう
いろんな電波が走っていることに気づきます。当時、テレビの教育番組の制作
の仕事にかかわって、教育問題と医療問題を両輪に馬車馬のように走り始めて
いました。その両者の問題はよく似ていて、パターナリズム(父権性温情主義)
の構図が深く根付いているのです。医療も教育も「受ける側」である私は、こ
うした問題に踏み込めば踏み込むほどに、パターナリズムに対するある種怒り
のような気持ちが沸いてくるようになったのです。それがCOML設立の原動
力となりました。

COMLのホームページは、
http://www.coml.gr.jp/

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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
 うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
 一部文章に編集を加えました。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたい人は、大阪ボランティア協会で
 本を買ってくださいね。
 TEL06-6357-5741(大阪ボランティア協会 出版部)

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    _/  『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』   _/
   _/    お陰様で第一刷完売、只今増刷中    _/
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┃┃ 「市民」考  黒ビールでも飲みながら・・・   (6)
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        『ワークショップ』について

▼最近、岩波新書から出た『ワークショップ』は市民活動にとってとても重要
な本だ。副題に「新しい学びと創造の場」とあるように、ワークショップを単
なる学習の手法ではなく、教育や社会システムを変えていくための新しいメソ
ッドでありコンセプトとなりうるもの、という捉え方をしている。これまでさ
まざまな市民活動グループやNPOが取り組んできた“参加・体験型のグループ
学習法”に新しい角度から光を当てている。

▼私自身も、企業研修と市民プロデューサー養成講座でもう10年以上ワークシ
ョップ形式の講習をやってきたが、これほど体系的にワークショップを考えた
ことはなかった。自分が学生として経験した公教育や、講師として経験した予
備校や専門学校の授業方法と比べて、ワークショップ方式の方が教えていても
格段に面白いし、受講者もイキイキしているとは感じていたが、この本の著者・
中野民夫氏ほど深く重要性を認識していなかった。

▼とくに次の箇所は示唆に富む。
「ワークショップは、<人間の生きることの歓び>を思い出したり、『自然も
他者も収奪しない生存の美学の方向に、欲望と感受の能力を展開する』練習の
場であると思う。とくにそのグループワークという側面は、利害の『相克性』
の罠をぬける実験場でもある。一人が勝てば誰かが負ける、とか、他者の不幸
を前提に自分の幸せが成り立つ、というような、WIN/LOSEの『相克性』の
罠に陥るのではなく、お互いの多様な存在や関わりが全体を豊かにし、WIN/
WINの関係を可能にする『相乗性』への試みなのだ」。

▼ワークショップというのはいかにも新しそうに見えるが、実は古代的な社会
運営のスタイルなのではないだろうか。「利害の相克性の罠」に陥っている
“近代世界システム”ではもはや“罠”から脱出することは出来ない。ではど
うしたらいいのだろうか。ここは人間の古代の知恵に学ぶしかない。

▼「ディベート」と「節度ある話し合い」の違いについてはすでに書いたが、
後者こそ古代的な人間の知恵にほかならない。そしてそれを、現代という競争
的な時代の中で、あらためて創造的に再編成しなおして、問題解決や社会的な
創造に繋げていこうとする努力が現在の“ワークショップ・ブーム”のような
ものになっているのではないだろうか。

▼6月17日から始まる「市民プロデューサー養成講座(5)」では、私が
担当するワークショップにおいて、より一層の「WIN/WINの関係を可能に
する『相乗性』への試み」をやってみたいと考えている。“WIN/LOSEの
『相克性』”から“WIN/WINの『相乗性』”への転換こそ、今もっとも人
間にとって必要とされていることなのだから。

                  (吐山継彦 PBC00634@nifty.ne.jp)

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 ■ひ■■ 
 ■ろ■■    みんなで自由に発信するコーナーです
 ■ば■■    投稿歓迎!    
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    ◇市民プロデューサーの異業種交流会
    〜『第1回CAPジャム報告』〜

●4月7日(土)、さまざまな分野で市民活動を主催したり参加している人々
が、25名弱大阪ボランティア協会に集まった。同協会で毎年開催している、
「市民プロデューサー養成講座」の修了生たちが、継続的な学びの場を作りた
いという思いから、2か月に1度ほど、いろいろな市民活動をしている仲間の
話を聞き、フリートーキングを行う会を始めたのだ。それがCAPジャムであ
る。その第1回の集まりが行われたのである。

●講座の事務局の川口さんが開会の口火を切り、さらに「市民プロデューサー
養成講座」の講師を務める吐山さんから、今年の講座では「耳をすます」を大
切にしていきたいと、みんなにトーキング・スティックが渡された。そして各
自が簡単に自己紹介を行ったが、そこですでに本当にいろいろな活動をしてい
る人がいるなと改めて知らされることになった。

●その後、まず第2期の修了生で、釜が崎で元気100倍ネットという、NP
Oの立ち挙げに関わっているOさんから報告があった。彼女によれば大きな転
機となったのは講座でホームレスの自立を支援する公的施設の所長と知り合い
になったことだそうだ。その縁があって、釜が崎での様々な人と出会い、当初
の子どもの環境教育という興味から、釜が崎でのヘルパー事業や生ゴミリサイ
クル事業などへと成り行き的、思い込み的に事業が生まれていったという。

●次に、第3期の修了生で、障害者のスキーツアーやYMCAで障害者向けの
水泳教室の企画を実現させてきた、Kさんから報告があった。彼女は障害を持
つ子どもの親として、いかに今の日本社会にサポートの体制が欠けているかを
教えてくれた。実際、海外生活の中では障害者の水泳は当たり前だったのにO、
日本ではそれが普通になっていない。事あるごとに社会と戦う必要があるとい
う。そうした戦いを少しでも減らしたいという思いから障害者水泳教室を立ち
挙げたという。こうした想いをとてもユーモラスに語るその語り口に、場はな
ごやかに進んでいった。

●こうした発表を受けてのフリートーキングでは、いろいろな雑情報や感想、
さらにこうしたらええやん的発言が多くだされた。振り返りでは、フリートー
キングにおいてもっと問題を掘り下げたいから発表は一人がよいとか、人数が
多いから全体での討議では発言しにくいという声もあった。しかし場の多くの
人が洩らした感想は、「やはり現場の話はおもしろい」というものだった。そ
れで次回以降も続けることにし、6月の第1か第2の土曜日に行うことに決定
した。修了生以外の参加も歓迎ということですから、みなさん一度参加してみ
てはいかがですか。また開催日などは報告します。

      (追記 終わってからの花見と月見は絶品でした。 博野英二)

     ◇宅老所を訪問しました

▼現在、「生活支援型サービスの導入による商店街活性化に関する調査研究」
と仕事をやっていて、最終報告書をまとめているところだ。事例調査で行った
1つに宅老所がある。今回訪問したのは愛知県は高浜市の宅老所「じー&ばー」
というところだ。運営は社協でボランティアが主体だ。ボランティアは若い人
で50代、上は80代もいる。私が訪問したときは80代のボランティアがいたが、
「元気そう」を通り越して「気合い充分!」といった感じだ。

▼訪問して非常に印象的だったのは、とにかく笑いが絶えないこと。こんなに
笑っている人ばかりがいる風景をしばらく見ていないというように感じた。

▼宅老所を訪れる高齢者のなかには、要介護の方もいるそうだ。ディサービス
もいいけれど、宅老所も仲間がたくいて楽しいということらしい。高齢社会の
社会的コスト負担の議論をしばしば見かけるが、笑いを取り戻すことが一番の
「コスト削減」になるのかもしれない。
                 (有)コラボねっと よなみね まなぶ           

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 ■■■  第5期市民プロデューサー養成講座参加者募集  ■■■
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 市民プロデューサー論、事例のほかフィールドワークもまじえながら、全体
を通してグループワークを重視したプログラムです。最終日にはグループごと
に、市民活動企画をプレゼンテーションします。

日 程 6月17日、23日、30日、7月1日、14日、15日、28日〜29日(合宿)、
    8月4日、11日
参加費 30000円
会 場 大阪市立社会福祉研修センター
詳細は、下記のホームページでご案内しています
http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/cap/

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