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■市民プロデューサー通信..............................................vol.6
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2001.4.7発行  第6号 

======== NPO世紀のチェンジリーダー《市民プロデューサー》通信==========
■市民プロデューサーとは?
「地球市民として地域に根ざし、アイデアとユーモアとネットワークを武器に、
様々な分野の人たちと協働しながら、企業や行政には出来ない社会的イノベーシ
ョンを、経済性をも無視せずに創り出せる人」のことです。
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★ このメールマガジンは、社会福祉法人大阪ボランティア協会が主催する「市民
プロデューサー養成講座」運営チームのメンバー有志によって発行されています。

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              【参加者募集中】

   今年の第5期市民プロデューサー養成講座は6月17日スタートです。
            末尾に概要を掲載しています。

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━━━━━━━━━━━━━━━  も く じ  ━━━━━━━━━━━━━━━━

■1■ 市民プロデューサー語録その6・・・・松原 明さん
■2■ 「市民」考 黒ビールでも飲みながら…
     「ノン!」の声に耳をすます
■3■ 市民プロデューサーの読書(3)
     「まちワーク アイリーン・アダムスとまちワーク研の仲間たち」
■4■ ひろば
     ◇市民活動の経済効果
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 ┃◇◆ 市民プロデューサー語録
 ┃◆◇ その6 松原 明
 ┃◇◆    (シーズ=市民活動を支える制度をつくる会事務局長)
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 情報社会ですから、情報を持っているところには、いろんな情報が集まって
くるし、情報を持っているところがいちばん強い。他ではとれない情報をいか
にとるかが大切です。シーズは、NPO法に関する情報だけでなく、具体的な
法案の要綱をもっていたことが強みになりました。

 また運動のアピールの仕方も考えました。シーズは当事者運動のスタイルを
とったのです。シーズは法人格がとれないで困っている団体の集まりであると
政治家、マスコミに見せかけた。この「情報の優位性」と「当事者性」で団体
の強みをつくっていったのです。

 市民活動をプロデュースするために大切だと思うことを紹介しましょう。
 1.成果をはっきりさせる。何を、いつまでに、どの程度、どうするのか。
 2.時代の流れを読む。成果がだせそうか。
 3.支持者を見つけること。サービスの対象との関係と社会の動きを読み抜
   け。
 4.支持してもらうやり方をつくれ。支持者と対象をつなげる組織のあり方
   を考える。
 5.お金をつくれ。やり方とお金のつくり方をリンクさせよ。
 6.専門性を確保せよ。内容的に間違った運動に人をまき込むな。
 7.変化に柔軟に対応せよ。
 8.短期、中期、長期の戦略を常に持て。
 9.相手にあわせた付きあいをしろ。多様な関係性を重視せよ。
10.成果を常に確認し、支持者にフィードバックせよ。

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※『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』(大阪ボランティア協会編、ぎょ
 うせい発行)からの抜粋ですが、メールマガジン用に内容を変えない範囲で、
 一部文章に編集を加えました。
※ほんの一部のエッセンス。もっと楽しみたければ、大阪ボランティア協会で
 本を買ってくださいね。
 TEL06-6357-5741(大阪ボランティア協会 出版部)

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    _/  『市民プロデューサーが拓くNPO世紀』   _/
   _/    お陰様で第一刷完売、只今増刷中    _/
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┃┃ 「市民」考  黒ビールでも飲みながら・・・   (5)
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        「ノン!」の声に耳をすます

▼この前、ユング心理学者の河合隼雄さんに取材する機会があり、下調べのた
め何冊か氏の本を読んだ。その中で面白いと思ったのは、河合さんが「耳をす
ます」ということについて書いておられる部分だった。「耳をそばだてる」と
「耳をすます」のニュアンスの違いについて言及されるとともに、英語では
「耳をすます」というニュアンスを伝えるのが難しいことを述べておられた。
確かに「listen carefully」と「耳をすます」の間にはニュアンスの違いがある。

▼『日本語と日本人の心』という本の中で、谷川俊太郎さんの「みみをすます」
という詩について言及しておられる。そして、自分の仕事の理想型がこの詩に
書かれている「みみをすます」ということだと言っておられる。「この詩は私
のやりたいこと、やろうとしていることをそのまま書いてくださっていると思
うのです」とまで言っておられるのである。

▼アメリカインディアンが「節度ある話し合い」と言うとき、まず他の人の言
うことを聞くことを第一の要点としてあげている。老人や幼年の声にも耳をす
まして聞くことが「節度ある話し合い」の技術の基本だというのである。

▼人も自然も動物も植物も、みんなしゃべっている。こちらが耳を澄ましさえ
すれば…。しかし、近代になって人間は耳をすますことを止めてしまったよう
だ。耳をすませば、アメリカインディアンのように、木が泣いていたり、鹿が
笑っていたりするのがわかる。日本人は「耳をすます」という素晴らしい言葉
をもっているのに、有明湾のムツゴロウの声も、吉野川の鮎の声も聞こうとし
なかった。

▼市民プロデューサーは、まず耳をすますことだ。社会のさまざまな片隅から
聞こえてくる声、森の中でうめいている動植物の声、空気や雪や嵐や太陽や水
の声。静かに耳をますと、聞こえてくる。ざわめき、ささやき、わらい、なき
ごえ、いかり、うらみ、そして一段と高い「ノン!」の合唱。それに耳をすま
すことがまず第一歩なんじゃないだろうか。

                   (吐山継彦 PBC00634@nifty.ne.jp)

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■■■   市民プロデューサーの読書(3)
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「まちワーク アイリーン・アダムスとまちワーク研の仲間たち」
風土社(2000)

●市民プロデューサーの仕事は市民活動を立ち上げ、管理して行くことだけで
はない。より大きな目的として、チェンジ・リーダーとして、私たち一人一人
が市民としての意識を高めて行くのを促進するということがある。ところでこ
うした観点から考えると、これから21世紀の市民社会を担うべき子供たちに
、いかに市民としてのスタイルを身につけてもらうかが、重要な仕事として認
識されるべきだろう。ところが、この問題は意外なほど重要視されていないの
ではないだろうか。実際、いま子供の問題がいろいろ論じられているが、子供
の市民性の問題はあまりふれられていないように思える。

●こうした中、この問題を正面から具体的に取り扱っているのが本書である。
本書は、イギリスと日本のまちづくりを通じた教育の意味と現状を、理論編、
実践編、スキル編の3つに分けて、解説している。著者たちによると「まちづ
くり」とは、「まち=都市、居住空間、コミュニティのよきありさま」を「つ
くる=作る、造る、創る」ことであり、地域改善のすべてのことが含まれてい
る。

●ところでこのまち作りがなぜ子供の市民性にかかわるのか。それはこの活動
を通じて子供たちが自治の体験をすることで、市民として必要な問題への感受
性、他者との協同の仕方、スキルの使い方、専門家の役割、コミュニケーショ
ン能力、議員や行政の役割などを学ぶことができるからである。具体的にはこ
の「まちづくり」を行うためには、まちという身近な環境を批判的に感じると
ともに、なぜそう感じるのかを分析し、説明する能力が求められる。次にそれ
をどのように変化して行けばよいかのデザイン、企画能力が必要となる。しか
も多くの人間の協同作業だから当然、ここではコミュニケーションスキルが必
要となる。また造園、建設という技術がどのような意味を持つのかを学ぶ。そ
して実際に、学校や自治体と交渉し、その企画が実現できれば、自らとまちへ
の誇りと自信につながる。

●こうした自信や能力は、まさに市民にとって必要なものだと感じるが、この
著書の長所はそれを具体的に実践する手段にまで踏み込んでいるところに有る
。まずこの「まち環境教育」を小中学校の総合学習の時間に活用し、具体的に
校庭改造などに取り組んでいる事例を紹介している。つまり学校や自治体と連
携することで、実際にまちを改善しようとするのである。いま、学校も自治体
も実態はどう有れ、方向としては地域に開かれつつある。こうした流れを捉え
て、子供に市民性を植え付けて行く、これこそ本当の意味で、地域からの変革
を導くのではないだろうか。                (博野英二)

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 ■ひ■■ 
 ■ろ■■    みんなで自由に発信するコーナーです
 ■ば■■        
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          ◇市民活動の経済効果

▼5仕事柄、ときどきある事業に対する経済効果の算出や長期予測の算出を
試みたことがあるが、市民活動の経済効果はどの程度のものだろう、とふと
考えてみた。もちろん、各団体の経営指標をみることも必要だとは思うが、
あまりマクロの話をしてもピンと来ないので、ここでは自分自身のことにつ
いて考えてみたい。

▼私の市民活動に関わる支出のうち、多いのは「交通費」、「飲食費」だ。
特に、会議やイベントが終わった後に居酒屋などに繰り出すことは半ば習慣
化している。他にもそんな人はいっぱいいる。そうすると、市民活動のボラ
ンティアの支出は、JR、私鉄、地下鉄、居酒屋等が多いということになる。
これはこれでおもしろい産業連関である。

▼自分の行動で矛盾を感じるのは、たとえば会議の議題が「NPOの採算性を
どう考えるか?」という場合、本来、社会的存在が必要と思われるあるNPO
の会員になるとか、寄付をすればいいはずである。それがなぜか、ついつい
居酒屋で会議の延長戦をやっている。NPOの会員になったり、寄付をせずに
居酒屋に3,000円を支払っている自分がいる。この矛盾はなんだろう。

▼わがままをいわせてもらうと、鉄道会社や居酒屋がNPOだったら、自分の
頭の中と行動が一致しそうだ。NPOの鉄道会社は難しいかもしれないが、NP
Oの居酒屋は今後広がる可能性があるのでは、とひそかに思っている。地域
の雇用を進めていくことや、産地とつながること、その居酒屋からいろんな
市民活動の情報が発信されている、などなど。こんなことがおもしろそうだ
と思っている人は私ぐらいなものか?
                (有)コラボねっと よなみね まなぶ

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 ■■■  第5期市民プロデューサー養成講座参加者募集  ■■■
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 市民プロデューサー論、事例のほかフィールドワークもまじえながら、全体
を通してグループワークを重視しています。最終日にはグループごとに、市民
活動企画をプレゼンテーションします。

日程 6月17日、23日、30日、7月1日、14日、15日、28日〜29日(合宿)、
   8月4日、11日
参加費 30000円
会場 大阪市立社会福祉研修センター
詳細は、http://www25.freeweb.ne.jp/business/capnews/をごらんください。

  
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ご意見ご感想をぜひ、お寄せください!

PBC00634@nifty.ne.jp

でお待ちしています。
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